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幻ノ國 第7回公演
「夜叉姫」

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「 大地が赫く燃える時、少女は一人、夜叉となる」
泉鏡花作『夜叉ヶ池』を
現代にコンバートし、誤読・誇大解釈を加えた新作
『夜叉姫』
舞台は、日照りに苦しむ国
「イッポン」
【あらすじ】
度重なる飢饉と日照りに蝕まれゆく国〈イッポン〉。
イッポンの気象予報庁〈僧〉の底辺〈木魚〉は、
毎日、天気予報を行い、
雨を降らせようと祈念する日々を過ごしていた。
いくら祈れども一向に雨の降らない現世への憂いから、
ある日〈木魚〉は、自ら「即身仏の雨降れ坊主」となって、
その功徳を以って雨を降らせようと決意するのであった。
首を吊ろうとするその最中、
〈木魚〉は謎の奇婦人・〈ソバメ〉から
ある依頼を引き受けることとなる。
それは、一月後の十五夜の晩、
雨乞いの人柱となる宿業の王女・〈夜叉姫〉の身代わりになる
というものだった。
しかし、ひょんなことから
『身代わり』と『身代わられ』
の立場が入れ替わってしまった二人は、
世直し一揆の『打首一揆』とその討伐隊『極道奉行』の旗を
担がされることとなる。
両者の対立は次第に激化し、
やがて国ぐるみの抗争へと変貌を遂げ………